真空装置のワークテストによる解決事例


従来の冷却方式(500℃真空冷却)では、冷却に18時間もの時間を必要としていたため、1日1バッジ処理が限界であった。冷却に要する時間が生産量の向上に向けてボトルネックとなっていた。そこで、真空装置の導入を検討していたが、導入した際の効果がはっきりとわからないため、まずはサンプルを用いてワークテストを行い、求めている効果が得られるかを実験することとなった。

サンプルをご持参いただき、急速冷却のワークテストを行ったところ、これまで行っていた冷却方式(500℃真空冷却)に比べて大幅短縮となる2時間での冷却が実現可能であることが判明した。




真空装置を導入することにより、従来1回が限定であったバッジ処理を、1日2バッジ処置が可能となった。結果、生産性を大幅に改善することができた。